ベルリン(ドイツ) – ボッシュは、モノのインターネット化を中核とした活動を集約する新子会社Bosch.IOを設立しました。900名超の従業員で構成するBosch.IO GmbHは、IoT(モノのインターネット化)ソリューションを推進し、コンサルティングから実装、運営までのすべてをカバーします。「Bosch.IOの設立により、IoTのリーディングカンパニーとしてのボッシュの地位を確固たるものとします」と、ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバーであるミヒャエル・ボレは述べています。Bosch.IOは、ソフトウェアおよびハードウェアの開発者が、クラウドの専門家やユーザーエクスペリエンスのデザイナーと連携し、将来重要となるIoTプロジェクトに取り組むことを特徴としています。「Bosch.IOの新設により、道路や工場のフロアから自宅や現場に至るすべてにおいて、インターネットとモノを組み合わせたモノのインターネット化を進めていきます」と、ボレは語ります。Bosch.IOの根幹をなすのは、IoTソリューションの中心となるテクノロジープラットフォーム「Bosch IoT Suite」です。
Bosch.IOは、旧Bosch Software Innovations GmbHと、ボッシュの他のIoTやデジタル専門家チームを結びつけることで誕生したボッシュの新しい子会社です。Dr. Stefan Ferber、Dr. Aleksandar Mitrovic、そしてYvonne Recklingが取締役に就任しています。本社をベルリンに構え、ドイツ、ブルガリア、中国、日本、シンガポール、スペイン、米国にも拠点を展開します。
お客様とより密な関係性を構築
Bosch.IOの設立により、ボッシュはモノのインターネット化事業において、より業界志向の取り組みを推進します。また、お客様の要求がより顕著に現れることにもつながります。 「私たちの目標は、IoTプロジェクトをより迅速かつ効率的に実現することです」とBosch.IOの取締役であるDr. Aleksandar Mitrovicは語ります。この目標に向け、Bosch.IOでは学際的な機動力のあるチームを構成し、変化し続ける状況に協力して対応します。ハードウェアとソフトウェアの開発者、クラウドの専門家、ソリューションアーキテクト、プロジェクトマネージャー、ユーザーエクスペリエンスデザイナー、ビジネスモデルイノベーター、トレーナーがメンバーとして参画しています。「お客様の要求に最大限対応できるよう、IoTおよびデジタル化プロジェクトごとに適切なスキルを備えた人材を確保します」と、Mitrovicは述べています。実際、参画するメンバーは、小売、エネルギー、ビルディングテクノロジー、農業、製造、消費財、モビリティなど、豊富な業界経験を有しています。Bosch.IOのプロジェクトでは、ボッシュの3万人近いソフトウェア開発者およびAIエキスパートと協働しています。「私たちは協力して、サステイナブルなデジタルビジネスモデル、シームレスな技術的統合、そしてお客様とのネットワーク化されたエコシステムを開発していきます」と、Mitrovicは続けました。
業界別の高度に専門化されたソリューション以外にも、Bosch IoT Suiteの特定のサービスは様々なアプリケーションに使用することができます。複雑で膨大な労働力を要する基本タスクは一度の実施で済み、開発および運用効率を向上します。例えば、デバイスのネットワーク化や管理のためのサービス、ならびにソフトウェアとファームウェアのOTAアップデートなどにより、車両群やセキュリティカメラから機械類まで、すべてを常に最新の状態に保つことができます。
IoTプロジェクトにAIを活用
Bosch.IOとボッシュのエンジニアが緊密に連携することで、AIテクノロジーが将来のIoTやデジタルプロジェクトで果たす役割がより顕著になることが予想されます。一例が、ビッグデータから機械学習用規則を導出するためにデータマイニング手法を使用することです。そこから得られた知識により、さまざまなメーカーの家電製品を安全かつ便利に制御することができます。画像比較ツールにもAIは役立ちます。Bosch.IOでは、画像比較ツールを偽造防止ソリューションであるSecure Product Fingerprintの一部に使用しています。製品の表面を識別するこのツールは、消費者や法人顧客が模造品から効果的に身を守る手段となります。AIアシスト手法では、二輪車が事故に巻き込まれたことを確実に検出し、緊急通報システムを自動的に作動させることもできます。
1,000万以上のモノをネットワーク化
Bosch.IOでは、ボッシュが長年にわたり世界中のお客様に提供した250超におよぶIoTプロジェクトでの経験を活用します。Bosch.IOの主力製品はBosch IoT Suiteです。すでに1,000万を超えるセンサー、デバイス、機械を、ユーザーおよびビジネスアプリケーションに接続した実績を有し、IoTソリューションにおけるボッシュの中心的なソフトウェアプラットフォームとなっています。
報道関係対応窓口:
Annett Fischer,
電話: +49 711 811-6286
Twitter:@Annett__Fischer
このプレスリリースは2020年2月17日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
ボッシュ、新会社Bosch.IOを設立
IoTおよびデジタル分野のエキスパートで構成
2020/02/17
Bosch.IO GmbHは、コンサルティングと実装のスキルを組み合わせ、小売、エネルギー、ビルディング、産業、消費財、農業、モビリティ業界に注力したIoTおよびデジタル製品を提供しています。Bosch.IOは、コンサルタント、コーチ、クラウドソフトウェア開発者、デジタルマーケター、ユーザーエクスペリエンスおよびビジネスモデルデザイナー、ソリューションアーキテクト、プロジェクトマネージャーを含む900名超のエキスパートを有しています。この学際的なチームは、ドイツ、ブルガリア、スペイン、日本、中国、シンガポールそして米国において、世界のお客様へサービスを提供するために協働しています。Bosch.IOは、幅広い業界知識と豊富なソフトウェのア専門知識を活かして、250超のIoTプロジェクトでその功績を実証しています。
さらに詳しい情報は 以下を参照してください。 https://bosch.io/ja/、 www.bosch-iot-suite.com
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2019年の従業員数は約40.3万人(2019年12月31日現在)、暫定決算報告での売上高は779億ユーロ(約9.5兆円*)を計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングカンパニーとして、スマートホーム、スマートシティ、コネクテッドモビリティ、さらにコネクテッドインダストリーに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界125の拠点で約7万2,000人の従業員が研究開発に携わっています。
ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。
*2019年の為替平均レート、1ユーロ=122.0058円で計算
さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)
さらに詳しい情報は 以下を参照してください。 https://bosch.io/ja/、 www.bosch-iot-suite.com
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2019年の従業員数は約40.3万人(2019年12月31日現在)、暫定決算報告での売上高は779億ユーロ(約9.5兆円*)を計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングカンパニーとして、スマートホーム、スマートシティ、コネクテッドモビリティ、さらにコネクテッドインダストリーに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界125の拠点で約7万2,000人の従業員が研究開発に携わっています。
ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。
*2019年の為替平均レート、1ユーロ=122.0058円で計算
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