横浜(日本)– 車両情報とスマートフォンアプリのコンテンツを両方とも同時に表示でき、自由にプログラミングが可能な分割二画面表示は、かつては高級四輪車にしか搭載されていませんでした。ボッシュの新しいインテグレーテッド コネクティビティ クラスターにより、この機能を二輪車にも10.25インチのTFTクラスターとして搭載できるようになりました。mySPINを利用することにより、接続したスマートフォンのコンテンツを二輪車のクラスター上に表示させることも可能です。約2,600人の二輪車ライダーを対象としたボッシュの調査よると、80%のライダーがこの機能に好意的という結果がでています。「mySPINを通じてスマートフォンと二輪車を連携させることができるボッシュのクラスターにより、私たちは、ライダーに安全性と利便性がさらに向上した新たな走行体験を提供します。これらのソリューションは、ボッシュの二輪車のネットワーク化技術における次なるステップとなります」と、ボッシュのモーターサイクル&パワースポーツ事業部長のジェフ・リアッシュは述べています。
必要な情報を一目で確認
ボッシュの10.25インチの新たなTFTクラスターは今年、BMWの二輪車モデルに初めて搭載される予定です。ライダーは、この新たなクラスターのディスプレイ画面により、走行中でも注意を妨げられることなく、全ての関連情報を一目で確認することが可能となります。ライダーはディスプレイ画面上で確認したい情報を自身で選択することができ、また表示されたすべての機能はハンドルバーのコントローラーで操作することができます。スマートフォンアプリなどのコンテンツは、自動的に二輪車のディスプレイ画面に最適化された形で表示されます。分割画面には、速度や警告表示といった主要なインジケーターも従来通り表示されます。
安全につながる
ボッシュの調査によると、90%近くのライダーが旅の計画時やルート確認の際にスマートフォンを利用しています。そのうち約3分の1のライダーが、走行中にスマートフォンを使用したことで大きな身の危険に晒された経験があると回答しています。このような問題へのソリューションとして、ボッシュはスマートフォンのコンテンツをより安全で快適に使用するためのプラットフォームであるmySPINを開発しました。mySPINは、いわゆる四輪バギーと呼ばれる全地形対応車や水上バイクなどを含むパワースポーツ車両セグメントとしては、2018年モデルのBRPの車両で既に提供されていますが、今年、初めて二輪車セグメントに導入されることが決定しています。ドゥカティは、ボッシュの新しい6.5インチのインテグレーテッド コネクティビティ クラスター(分割二画面表示は非対応)と共にmySPINを採用予定です。「二輪車のライダーは、走行中でも車両から容易にスマートフォンアプリのコンテンツを利用したいと考えています。この度、ボッシュのmySPINとインテグレーテッド コネクティビティ クラスターを採用することで、私たちはライダーが求める環境を提供できると考えています」と、ドゥカティの研究開発部門ディレクターのヴィンセンツォ・デ・シルヴィオ氏は述べています。また、2021年より、カワサキも同様のソリューションが搭載された二輪車モデルを量産する予定です。
mySPINにより、二輪車向けに特化したアプリを通じて、ライダーは幅広いサービスを利用することができます。例えば、REVERというアプリでは、エキサイティングだったツーリングの旅程を記録し、気が合うライダーコミュニティ内で共有することが可能です。また、Genius MapsやSygicといったアプリを使用することにより、近くのホテルやレストランまでの道筋を調べることもできます。さらに、Dash Radio1 というアプリにより、無料のラジオ番組の視聴が可能になります。このように、mySPINは、ライダーの走行経験を向上させます。なお、mySPINで利用可能なアプリのポートフォリオは世界規模で拡大し続けています。
幅広いニーズに対応する包括的なソリューションを提供
二輪車向けセーフティシステムのリーディングサプライヤーとして、ボッシュの最優先事項はさらなる安全性の向上ですが、同時にライダーに対してより利便性が高くエキサイティングな走行体験を提供したいとも考えています。そのためには、ライダーと二輪車、さらには周囲の環境とのネットワーク化が非常に重要です。例えば、ボッシュのネットワーク化技術を用いた二輪車向け自動緊急通報システムのヘルプコネクトにより、事故発生時、ライダーは救急サービスの出動を自動で迅速に要請することが可能です。
このように、ボッシュは、未来のモビリティを見据えた二輪車向けテクノロジーの開発・提供を行っています。
1 ただし、Apple社・App Store/ Google社・Play Storeのアプリ提供状況により、一部利用できない地域もあります
報道関係対応窓口:
Thorsten Schoenfeld,
Phone: +49 711 811-43378
Twitter:@BoschPresse
このプレスリリースは2020年11月5日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
ボッシュ、世界初となる二輪車向け分割二画面表示型フルデジタルクラスターの量産を開始
TFTディスプレイとコネクティビティ機能を一体化したクラスターで安全性および利便性を向上
2020/11/05
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2019年の売上高は468億ユーロで、総売上高の60%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズ事業は、安全でサステイナブルかつ魅力的なモビリティを目指し、パーソナライズ化、自動化、電動化、ネットワーク化の領域においてグループ全域にわたる知見を結集させ、お客様にモビリティのためのトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化のさまざまなソリューション、車載向け安全システム、ドライバー アシスタンス システム/自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやVehicle-to-Vehicle(車車間)およびVehicle-to-Infrastructure(路車間)通信、オートモーティブ アフターマーケット向けのリペアショップコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの自動車の重要な革新技術を生み出してきました。
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2019年の従業員数は約40万人(2019年12月31日現在)、売上高は777億ユーロ(約9.5兆円*)を計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングプロバイダーとして、スマートホーム、インダストリー4.0さらにコネクテッドモビリティに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュは、サステイナブル、安全かつ魅力的なモビリティを追求しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループは、AI(人工知能)を搭載する、もしくはAIが開発・製造に関わった製品を提供することで、コネクテッドライフを円滑にすることを戦略目標に掲げています。ボッシュは、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界126の拠点で約7万2,600人の従業員が研究開発に、約3万人がソフトウェアエンジニアリングに携わっています。
*2019年の為替平均レート、1ユーロ=122.0058円で計算
さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2019年の従業員数は約40万人(2019年12月31日現在)、売上高は777億ユーロ(約9.5兆円*)を計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングプロバイダーとして、スマートホーム、インダストリー4.0さらにコネクテッドモビリティに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュは、サステイナブル、安全かつ魅力的なモビリティを追求しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループは、AI(人工知能)を搭載する、もしくはAIが開発・製造に関わった製品を提供することで、コネクテッドライフを円滑にすることを戦略目標に掲げています。ボッシュは、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界126の拠点で約7万2,600人の従業員が研究開発に、約3万人がソフトウェアエンジニアリングに携わっています。
*2019年の為替平均レート、1ユーロ=122.0058円で計算
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