私たちの周囲のいたるところに、小さな MEMS モーションセンサーが使われており、消費者向けの製品を便利にし、スマートフォンや様々なガジェットとのやり取りを改善しています。これらのセンサーは精度が高く、コンパクトで電力効率に優れていますが、基本的なアプリケーションへの実装が難しいという課題がありました。ボッシュ・センサーテックはこの課題を解決するため、 手頃な価格の慣性測定ユニット(IMU) であるBMI323 を発売します。この製品は優れた性能と統合機能を備えており、製品開発期間を短縮できます。

「シンプルさと優れたコストパフォーマンスを併せ持つ BMI323 が、IMU に新しいアプリケーションの機会をもたらします」と、ボッシュ・センサーテックのシュテファン・フィンクバイナーCEOは語ります。「タブレットやノートパソコンだけでなく、おもちゃやガジェット、リモコン、ウェアラブル、フィットネストラッカー、スマートウォッチのような標準的な消費者向け製品にも実装することができます」

前身の BMI160 と同様に、新しい BMI323 は高精度の加速度や角速度(ジャイロスコープ)測定と、モーションによってトリガーされるインテリジェントな統合機能を組み合わせた、汎用の低消費電力 IMU です。

その統合機能により、OEM 開発がより迅速かつ簡単になります。たとえば、BMI323 にはすでにボッシュ・センサーテックのプラグアンドプレイのステップカウンターソフトウェアを内蔵しているため、お客様は独自のアルゴリズム開発に時間を費やす必要がありません。他にも、テレビのリモコンなどのデバイスを置いたり持ち上げたりしたときにサブシステムをオン・オフできるモーション検出により、消費電力を削減します。

BMI323 は、BMI160 よりも加速度計のパフォーマンスが向上し、消費電力も低くなっています。ジャイロスコープと加速度計の両方を使用する高性能モードでは、BMI160 の 925µA と比較して、BMI323 の消費電流は 790µA と約 15% 削減されています。

6 軸 BMI323 は、セルフキャリブレーション機能を持つ 16 ビット 3 軸ジャイロスコープ、16 ビット 3 軸加速度計、および 16 ビット デジタル温度センサーが、BMI160 などとピンツーピン接続が可能な小型の 2.5 x 3.0 x 0.83 mm3 (14 -pin) LGA パッケージに格納されています。BMI323 は、I2C および SPI インターフェイスに加えて、新しい I3C インターフェイスを搭載した、ボッシュ・センサーテック初の IMU デバイスです。

販売状況:
BMI323 は発売中です。

Webサイト:
https://www.bosch-sensortec.com/products/motion-sensors/imus/bmi323/

連絡先:
Constantin Schmauder
電話:+49 7121 35-31058

プレスのお問い合わせ先:
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このプレスリリースは2022年10月20日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
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