今日の消費者は、高性能・高機能かつバッテリー寿命が長いポータブルデバイスやスマートデバイスを求めています。製品設計者にとっては、ユーザーエクスペリエンスに影響を与えずに消費電力を最小化する難しい判断が必要になります。

ネバダ州ラスベガスで開催される CES® で、ボッシュ・センサーテックは、クラス最高性能・消費電力を実現しながら、小型で、すぐに使用できるソフトウェア・アルゴリズムを内蔵し、統合が簡単な新しいスマートセンサーシステムを発表します。

新しい BHI360 は、ジャイロスコープと加速度センサーを組み合わせた、フルカスタマイズ可能な IMU ベースのプログラム可能なセンサーシステムです。内蔵のセンサーフュージョンライブラリが、頭の向きに応じた3Dオーディオによるパーソナライズされたサウンドエクスペリエンスや簡単なジェスチャー認識を可能にします。

BHI380 は、BHI360センサーにアルゴリズムを追加したものです。BHI380 はBHI360と同じアーキテクチャをベースに、さまざまなフィットネストラッキングに適した自己学習型 AI ソフトウェアも搭載しているため、トレーニングやトラッキングが簡単になり、トレーニングをパーソナライズできます。専用のスイムトラッキングソフトウェアが水泳スタイルを測定し、ユーザーの泳ぎのレベルアップをサポートします。また、歩行者推測航法(PDR)アルゴリズムが、GPS 信号が数分間途切れた場合でも、ユーザーが目的地に到達できるよう支援します。これは、ヒアラブルデバイスやウェアラブルデバイスに特に適していることを意味します。代表的なアプリケーションには、歩行者ナビゲーション、3D オーディオ、パーソナライズされたフィットネストラッキング、ヒューマンマシンインタラクションなどがあります。

このスマートセンサーシステムは、低電力のカスタム プロセッサを搭載しています。このカスタム プロセッサは、ジェスチャー検出や歩数カウントといったシンプルなセンサー処理アルゴリズムを実行できるため、メインデバイスのプロセッサ起動を回避し、消費電力を非常に低く抑えることができます。カスタム プロセッサは、ハイエンド アルゴリズムの消費電力改善にも役立ちます。

「BHI360/380 は、最もパワフルなマイクロプロセッサを搭載し、アルゴリズムの豊富なソフトウェア・ライブラリを備えた、これまでで最もインテリジェントなプログラム可能な IMU です」と、ボッシュ・センサーテック の シュテファン・フィンクバイナーCEOは述べています。

20-pinの LGA パッケージに格納され、サイズは 2.5 x 3 x 0.95 mm3と前世代よりも 50% 小さい、市場最小のプログラム可能なデュアルコア IMU センサーです。

総消費電流は、3Dオリエンテーションで 600 µA (typ.) 未満です。高速 SPI (50MHz) および I2C (3.4MHz) ホストインターフェイスと、外部センサー用の複数の SPI、I2C、および GPIO インターフェイスを提供しています。

CES 2023 におけるボッシュのテーマ:「Sensor tech #LikeABosch」
ボッシュは、MEMS センサーソリューションのグローバルなマーケット リーダーとして、コンシューマ エレクトロニクス向けの数多くのイノベーションを紹介します。ボッシュ・センサーテックのセンサーソリューションの概要については、こちらをご覧ください。

発売開始時期:
BHI360 は、2023 年 4 月以降、当社の代理店より発売開始予定です。
BHI380 は、2023 年 5 月以降、直接リクエストにて発売開始予定です。

Webサイト:
BHI360: www.bosch-sensortec.com/products/smart-sensor-systems/bhi360/
BHI380: www.bosch-sensortec.com/products/smart-sensor-systems/bhi380/

連絡先:
Constantin Schmauder
電話:+49 7121 35-31058

プレスのお問い合わせ先:
Katharina Sorg
電話: +49 711 811-26074
Twitter:@BoschMEMS


このプレスリリースは2023年01月04日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
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