ボッシュの現行世代の加速度センサー(BMA253)と比較して、BMA530およびBMA580は設置面積が76%小さく、高さは0.95mmから0.55mmへ低減されました。このサイズの縮小は、革新的なウェーハ・レベル・チップ・スケール・パッケージ(WLCSP)により実現されています。加速度センサーの小型化により、プリント基板(PCB)上に簡単に配置できます。また、組み込み機能により、設計エンジニアはポータブル製品に簡単に統合できます。
ボッシュ・センサーテックのゼネラルマネージャー兼CEOのシュテファン・フィンクバイナーは次のように述べています。「業界がより小型のセンサーを必要とするスタイリッシュで無駄のないデザインに移行するにつれて、高性能な小型センサーへの需要が高まっています。新しいBMA530およびBMA580は、この需要を満たす非常にコンパクトでフル機能のソリューションを提供します。」
消費電力を抑える骨伝導
BMA580は、革新的な発話検知とヒアラブルデバイス向けの高度な機能のセットを提供します。通常、ヒアラブルデバイスのマイクは音声アクティビティを聞くために常時オンにする必要があるため、多くの電力を消費します。その代わり、BMA580は骨伝導を使用してユーザーの声の振動を検出し、マイクをスリープ状態から復帰させるため、全体的な消費電力を削減できます。市場には、骨伝導とこのような小型サイズのセンサーを組み合わせた製品は他にありません。
BMA580を使用すると、たとえば着信への応答や通話の終了など、ユーザーがデバイスをタップすることに反応して、ヒアラブルデバイスのユーザー操作が可能になります。センサーのソフトウェアには、シングルタップ、ダブルタップ、トリプルタップを区別できるアルゴリズムが含まれています。
新しいBMA530加速度センサーは、ウェアラブルに加え、おもちゃのジェスチャー認識、ノートパソコンやその他のデバイスの落下検出、スマートフォンが動いていないときにスリープ状態に移行するなどの電源管理機能にも最適です。
新しい加速度センサーは複数の電力モードを備えており、低電力モードから高電力モードに自動的に切り替えてバッテリー寿命を延ばします。I3C®インターフェイスを含む、柔軟な接続オプションのセットを提供します。
発売開始時期:
ボッシュ・センサーテックの新しい加速度センサーは、2024年3月以降、当社の代理店より購入可能です。
Webサイト:
BMA530:
https://www.bosch-sensortec.com/products/motion-sensors/accelerometers/bma530/
BMA580:
https://www.bosch-sensortec.com/products/motion-sensors/accelerometers/bma580/
CES 2024 でのBosch Sensortec:
BMA530およびBMA580は、2024年1月9日から12日まで開催される CES で初めてライブで公開されます。ボッシュのブース(#17207)までぜひお越しください。
【ボッシュのエキスパートを交えたパネルディスカッション】
テーマ: | 「ケアの未来:他の産業はどのように健康をつくるのか」 |
日時: | 2024年1月11日(木)11:00 a.m.(太平洋標準時) |
場所: | Las Vegas Convention Center / North Wing |
登壇者: | Stefan Finkbeiner(ボッシュ センサーテックのゼネラルマネージャー) |
報道関係対応窓口:
Constantin Schmauder
電話:+49 7121 35-351058
このプレスリリースは2024年1月8日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。