世界的に自動車業界が電動化に進む技術シフトの影響により、内燃機関向けのインジェクタに対する需要は、今後縮小することが予測されています。この市場の変化に対応し生産の最適化を図るため、現在日本インジェクタで行っているガソリンエンジン用インジェクタの生産を、各国の独占禁止法当局の許可を前提として、2023年からボッシュのタイ・へマラート工場(Robert Bosch Automotive Technologies Thailand)に段階的に移管します。三菱電機は、アジアにおけるポート噴射式ガソリンエンジン用インジェクタの主力製造工場として操業が期待されるボッシュのヘマラート工場から調達する予定です。
日本インジェクタは、同社の労働組合および従業員に対し本件の説明を終えています。同社は、従業員の今後の雇用に関する諸施策について、両親会社と連携の上、日本インジェクタ労働組合と協議を開始する予定です。
日本インジェクタは1986年の創業以来、国内外のお客様に3億本を超えるガソリンエンジン用インジェクタを供給し、燃費向上や排気ガス浄化により環境負荷を低減する内燃機関の普及に貢献してきました。
日本インジェクタの概要
商号(名称) | 日本インジェクタ株式会社 |
所在地 | 神奈川県小田原市高田313番地 |
設立日 | 1986年4月1日 |
資本金 | 2,400百万円 |
売上高 | 7,097百万円 (2021年12月期) |
出資比率 | 三菱電機 50% Robert Bosch Investment Nederland B.V. 50% |
取締役社長 | 中野雄二 |
事業内容 | ガソリン燃料噴射システム及びその他の燃料を使用する応用製品の製造及び販売 |
【報道関係からのお問い合わせ先】
三菱電機株式会社 広報部
TEL: 03-3218-2332
ロバート・ボッシュGmbH
ボッシュ株式会社 コーポレート・コミュニケーション部
TEL: 03-5485-3393