テキスタイル×彫刻で
新たな可能性を広げる
テキスタイルデザイナー:櫻井マナミさん
先端に付ける多種多様な“アクセサリー(※)”を付け替えて使用することで、木材、ガラス、金属、革など、様々な素材に色んな加工ができるマルチな工具「ドレメル フィーノ」。使い方次第で創作の幅が広がる工具として、一般の方からクリエイターまで多くの方に愛されています。でも、一言で色々使えると言っても「どう使えば良いのだろう?」と迷ってしまう方もいますよね。
※この記事では、「アクセサリー」をドレメル フィーノの先端に付ける部品の意で使用します。
そこで、クリエイターの方にドレメル フィーノを使っていただき、お話をお伺いしてみることに。今回お話を伺ったのは、テキスタイルブランドMANAMI SAKURAIデザイナー 櫻井マナミさんです。
櫻井マナミさんは「ピースフルなメッセージをテキスタイルにのせて贈る」をコンセプトに手描きの自由で伸びやかなドローイングをプリントした布を特徴とし、手刺繍を加える事で優しく柔らかな心地に包まれる様なテキスタイルを製作しています。
テキスタイルを削ることは、これまで行ったことがなかったという櫻井マナミさん。今回は、新しい試みとしてドレメル フィーノとテキスタイルの可能性を模索していただきました。
布にとても繊細な彫刻ができる
ドレメル フィーノ
“テキスタイル×彫刻”をテーマにドレメル フィーノでどんな制作ができるかを試していただきましたが、実際にやってみていかがでしたか?
櫻井マナミさん:「これまでジーンズに紙やすりでダメージ加工した経験はありましたが、布を削る・彫るという機会がなかったので、どんなふうにできるだろうって思いましたね。
ドレメル フィーノで彫ってみると、繊細な彫刻ができることに驚きました。2枚の生地を重ねて彫ってみたら、下の生地の糸がふわふわと出てきて、絵が描けるのに、ふわふわした布の表情を出せるって面白いと思いました。」
ドレメル フィーノで削った部分を見せていただくと、本当にペンで描いたように繊細な絵なのに、ふわふわとした立体感があります。布への彫刻は、簡単にできるものなのでしょうか。
櫻井マナミさん:「最初、どのアクセサリーを使用するかは少し迷いましたが、ピッタリなアクセサリーが見つかってからは、下絵を描いて、その上をドレメル フィーノでなぞるように削るだけで、簡単にサクサクと描ける感じでしたね。布でもこんなふうにできるんだ!って思いました。」
今回の布では、標準セットに入っているエングレービングカッター(#105N)が最も削りやすかったそうです。
プリントとは異なる表現でつくる、オリジナルミニトートバッグ
そして、今回ドレメル フィーノを使用して制作していただいたのは、いちごの柄がかわいいミニトートバッグです。
白の生地の上にピンクの生地を重ね、ドレメル フィーノで削った時に、ピンクの生地から白の生地の糸がふわふわと出るようにしています。
櫻井マナミさん:「今回、2枚の生地を両面接着芯という素材で貼り付けているのですが、両面接着芯を使うと、生地がパリッとしっかりするんですよね。このしっかりした生地を使うなら、バッグにするのがいいかなと思いました。普段、あまり派手な色や柄物を着ない方も、小さなものだったら明るい色を持つハードルも低いですし、持っているだけで楽しい気持ちになってもらえたらと思い、小さめに仕上げました。」
ピンクの生地と白の生地の間に、両面接着芯をはさみ、アイロンで貼り付けています。
削った時に、ふかふかした繊維の毛羽感を出すため、毛足の長いビエラというテキスタイルを選んでいるのだとか。
今回の絵柄は、どのようにして決めましたか?
櫻井マナミさん:「“My extraordinary Ordinary day (私の特別で平凡な日)”をテーマにした柄です。自宅のベランダでいちごを育てていて、その実がついた日とかって平凡な1日だけど、ちょっと特別になるんですよね。今回、小さなトートバッグを作りたいと思っていたので、自分が嬉しかった瞬間とかを持ち運べたらいいなと思いました。
ドレメル フィーノは繊細な彫刻ができるので、ラインで表現することも考えましたが、絵が描けるのに、ふわふわした布の表情は他に見たことがないし、やさしさを表現できる工具だと感じたんですよね。それで、葉っぱの面をあえて広くして、ふかふかな部分を楽しく出せたらいいなと思いました。」
プリントとはまた異なるテキスタイルの表情で、こんな風にできるならきっとやってみたいという方も多そうですよね!
櫻井マナミさん:「ちょっと絵を描くのが好きな方とかイラストを趣味で描いている方とかは、紙に描くのとはまた違う発見もあるし、布にするとバッグのように持ち運べたり、身に付けたりできるので、やってみると新しい可能性が広がるんじゃないかなと思います。
小さいバッグやポーチだと半日DIYでできるので、このくらいから始めてみるのもおすすめですね。市販の商品でもデニムとかだったら、簡単にできそうです。」
布小物を簡単にDIYするのって楽しそうですね〜。最後に、今後ドレメル フィーノで作ってみたいものもお伺いしてみました。
櫻井マナミさん:「作れる幅が広がりそうだなぁ〜と、あれもこれもとアイデアが浮かんできました。ボタンや木のビーズでチャームをつくるのもいいなと思います。テキスタイルでいうと、例えばフェルトみたいな、冬に向けたあったかい素材を使うのも面白そうだなと思いました。やってみないと分からないところはありますが、これもやってみてできたので、今後も新しい模索をしてみたいです。」
クリエイターの想像力を刺激する、ドレメル フィーノ。これからも、たくさんの素晴らしい作品が生まれていくのではないでしょうか。もちろんクリエイターの方だけでなく、誰でも気軽に使えるので、今日のお話を参考にフィーノを使った創作に、あなたもチャレンジしてみてくださいね。
オリジナルミニトートバッグを1名様にプレゼント
櫻井マナミさんがドレメル フィーノで制作したオリジナルミニトートバッグを、ドレメルフィーノのメルマガに登録いただいた方の中から抽選で1名様にプレゼントいたします。
プレゼント内容オリジナルミニトートバッグ
本体サイズ:縦24cm × 横22cm(マチはありません)
持ち手サイズ:取っ手2.5cm幅 × 37cm
※ドレメル フィーノで彫刻した柄は表面のみとなり、裏面は無地となります。
応募方法1️、こちらからドレメル フィーノのメルマガに登録(既に登録されている方は再登録不要です。)
2️、こちらのフォームより必要事項をご入力の上、ご応募ください。
応募期間2022年7月29日(金)23:59登録&応募分まで
応募受付終了後、厳正な抽選を行い、ご当選者はプレゼントの発送をもって発表とかえさせていただきます。
プレゼントの発送は、2022年8月中旬頃を予定しております。
※ご当選されたお客様のご住所が不明などの理由によりプレゼントがお届けできない場合は、当選を無効にさせていただきます。
※お客様の個人情報は、本キャンペーンのプレゼント対象商品の発送などを目的に使用し、その他の目的では使用いたしません。上記の利用目的を超えない範囲でお客様の個人情報を外部業者に委託する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
英国セントラルセントマーチンズ大学にてファッションとテキスタイルを学び、2019年よりMANAMI SAKURAIとしての活動を開始。
「ピースフルなメッセージをテキスタイルにのせて贈る」をコンセプトにオリジナルテキスタイルのコレクションを発表する他、コラボレーションやアートワークの製作など多岐に活動中。
WEB:https://www.manamisakurai.com/
Instagram:@Manami_Sakurai_
【使用素材】布
【使用アクセサリー】エングレービングカッター #105N